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吾輩は板である。
名前はまだ無い。
吾輩の背中はヤスリの如く
ザラザラしている。
主人のような与太郎どもや
気安く近付いてくる手合いどもを
血祭りにあげる為にあるのだと
吾輩はずっと信じてきたのである。
然しながら主人たち滑板野郎どもは
有ろう事かそのザラザラを利用して
吾輩を操り弄んでいたのである。
吾輩の自尊心は冷たい雨の中の花弁の如く
屈辱にまみれてハラハラと散ったのである。