Sb Skateboard Journal TOP
空をのんびり眺めるのが好き。街を空を赤く染める朝日は躍動感を与えてくれ、これからはじまる一日に何か期待感をもたらしてくれる。果てしない青空は自分の心をも突き抜いて爽快な気分にさせてくれる。夕焼けを眺めてセンチメンタルな気持ちに浸ったり、夜空を眺めてロマンチストになったりもする。空を眺めているといろいろな感覚や、さまざまな可能性を感じることができる。そして空は世界中どこでも繋がっている。その先にある可能性を信じ、期待を込めて多くのスケートボーダーがデッキを手に空を飛び、海を渡り、新たな挑戦をしている。僕が初めて韓国を訪れたのは'05年。誰もいないスケートスポットでただひとり、ひたすらに青空を眺めながら何時間もスケートボーダーを待ち続けた。不安をかき消すように、ひたすら青空を見上げることで確実に気持ちは前へ向いていった。もしあの日が雨天ならば、スケートボーダーは現れるわけもなかっただろう。そして。あの日に出会ったフォトグラファーのPEPSI。彼のお陰で期待や願望をはるかに上回る最高の旅となり経験となった。だから、あの日の青空は忘れられない。このPEPSIが'04年に出版した写真集のタイトル「SILVER LINE 」もまた空の輝きを表すワードのひとつだ。空の色や天候は僕らの日常生活に大きな影響をもたらす。その影響力はスケートボードに酷似している。空を眺めて感じるように、スケートボードに乗るといろんな期待や可能性を感じることができる。空もスケートボードも僕らを希望の未来へと導いてくれている。今回の挿絵は前回に引き続き多田陽一による作品。いつもは絵があってコラムを書くのだけど、今回はコラムを先に完成させた後に多田陽一の感覚で描いてもらうことにした。webならではの試みでもあるし、どんな作品でこのページが仕上がるのか。そこにもまた空を見上げるような期待や可能性がある。

Eiji Morita

-sora- 「いろんな空や海がある。人はその中でさまざま生きているが、見上げるとそこには太陽がある。太陽はいつでも誰にでも平等でただひとつ」

-sora-

「いろんな空や海がある。人はその中でさまざま生きているが、見上げるとそこには太陽がある。太陽はいつでも誰にでも平等でただひとつ」

artwork: Yoichi Tada (futeng, atelier) / Skateboarder

初の個展「ためして画展」を9/7~11まで神戸のスケートショップSHELTERにて開催。関西のスケートシーンにおいて妖精の異名を持つ彼の世界観を覗いてみたい。